哲学MANの挑戦的な日常

意識高い系が自分には合ってる。

32

今年も来ました誕生日。
32歳となりました。

誕生日は毎年ライブをしていて、特にここ2年は自主企画をやっていました。
今年はポジティブ米君とのイベントがRIPPLEであります。


そして毎年父からのメールをいただきます。
誕生日を覚えていて、連絡をくれるだなんて昔の父からは信じられません。

我が父は昭和の人でして、家にいてもほとんど話した事がありませんでした。
なので父というよりも「家で新聞を読んでいる人」でした。
怒った時の怖さは尋常じゃなかったんです。
そもそも笑いませんでした。

人は日々変わります。
父は笑うようになり、夜急に掃除機をかけるようになりました。
食器も洗います、誕生日にはメールも送ってくれます。

今では議論できる一番の理解者です。


20歳のとき、GramRomeoで出した全国流通のCDを誇らしげに渡したら「そうか」といってテーブルにおきました。
あれ、ぜんぜん喜んでくれない。と、けっこう悲しかったです。
衝動しかこもっていないCDだったし、父が聞いてなんとかなるような音楽じゃないかと思いました。

でも3年後「あのCDで言いたかった事がちょっとだけわかった」と言われました。
とてつもない感動を思えています。
わからないなりに聞いてくれたんだと、CDを出すよりも中身を判断したんだと。
とても嬉しい気持ちになりました。

父はDragonAshの前座のライブも見に来てくれて「大和達の曲をお客さんが知らなかっただけで、負けてなかった。」と評価された時は全てが肯定されたように思えました。
認めてくれた。そう実感できた瞬間でした。


父は僕を野放しで成長させてくれました。
そして帰ってきた僕を善しにしろ悪しにしろ評価してくれました。

そんな偉大な父にため口で喋る権利を得ている優越感をたまに感じます。

なので僕はどんなに忙しくても父からの招集ががあれば行きます。


今年で32歳、今日もライブです。