哲学MANの挑戦的な日常

意識高い系が自分には合ってる。

バンド変化論

バンドの歴史が長くなると必ず起こる出来事、それがバンドの「変化」だ。

ただ、片方にとってそれは「進化」でももう片方にとっては「悪化」になる。
そしてファン論争につながっている。

アルバム3枚目や4枚目から好きになった人にとって初期は荒く接しにくく感じるはずだ。
逆に1枚目から好きな人は変わっていくバンドにがっかりし、ファンが増えていくことに苦言を指す。


でもこれは「最初に何を聴いたか」によってほぼ決まる。
例えばKoRnを題材にするとわかりやすい。

1stは荒々しく全てが爆発的であるがサウンドは後期のプロデューサーに言わせると「カセットテープ」並みだそうだ。




でもこの独創性と爆発力、荒々しさとカオス感が最高だ。
後にも先にもその面において1stを超えるものはないだろう。

これが3rdで一定の完成度を見る。



でも初期の完成系ではあるが荒々しさはなく洗練されている。
すでにファンが変わり始める時期だ。


さらに変化は続く。

4thでは軽やかさが消え重みが増す、サウンドも濃厚で綺麗だ。



歌い方もどんどん変化する。



PVもネタ感もあり、メロティーもPOPである。
ギターが抜けたのも大きいが。

このあと「無題」という最大の問題作が出てくる、重くもなく、僕には好きな曲が1曲もなかった。

そのあと「原点回帰」をうたったアルバムがでる。
(バンドは必ずこの原点回帰をする傾向にある。)




このアルバムは「本当の意味での3枚目」ということでKoRnⅢというタイトルだ。

と思ったら



僕はこのアルバムがすごく好きだが、KoRnDUBSTEPアーティストとの合作だ。
正式なナンバリング作品としてカウントしたくないファンもいいるだろう。




このようにバンドは変化するがそれは絶対的に起こることである。
むしろ同じようなアルバムを作っているバンドなんて面白くなくて聞いていられない。



最近好きなBRING ME THE HORIZONもこの通り、変化著しい。



ここまでくると違うバンドに聞こえるが、同じバンドである。


しかも、大概が変化は「丸くなる」「メロディアスになる」のである。
これを「売れようとしている」と感じるのも仕方ない。
ファンが増え人気が高まると起こる必然なのか、人間の成長とともに起こるおこなのか。


僕も好きなバンドがどんどん変わっていき、なんだか好きになれなくなることがしょっちゅうある。
だからこそ好きな時にライブに行かなくちゃいけない。
最高な瞬間はその時しかないのだ。

「1stを聞いたことがないのにファンを名乗るな」とか、大きなお世話である。
僕はいくらトヨタ(車)が好きになっても初期のものには乗れないし、多分乗っても好きにならないと思う。
見て「かっこいいなー」くらいでいい。


どんどん循環して、どんどんいいものを見つけよう。
どんどん変化して、もっともっと楽しもう。