哲学MANの挑戦的な日常

意識高い系が自分には合ってる。

仕事とは 天職とは

現在、転職活動真っ最中です。

 

僕は「僕はミュージシャンだ」と表に出していた時は、こんなことは言わなかった。

アーティストとして余計なことは言いたくなかった。

でも今は、一人の人間としてのアーティストになったという意識があります。

 

「表現をする俺」

 

ではなく

 

「俺が表現する」

 

に変わったのです。

 

 

さらに言えば「表現する」ということに僕はずっと違和感を感じています。

今もです。

表現者」というのは「天才」や「才能」と同じくらいに嫌いな言葉です。

 

今、懸念しているのは藤井四段が負けた時メディアはどう反応するだろうかということ。

「天才」「連勝」で祭り上げた後、僕は負けた彼がさらに強くなると思います。

でも、世間の注目はどうなるだろうか。

 

 

僕は将棋がびっくりするほど弱いです。

しっかり考えていいのであればものすごい時間をかけて考えますが、そうじゃない時はスピーディーに展開させたいあまりに常識では考えられない感じになります。

 

これはまだ真面目に将棋をした時の話です。

 

小学校から一緒の友人と将棋をすると「実はこいつはスパイで」とか「こいつ実は飛べるんだ」とかいう展開になり、想像力のビッグバンが起こります。

集中力が切れただけなんですがね。

 

話しが逸れましたが。

 

みなさんはどうやって自分の仕事を選んだのでしょうか。

就職活動の末に内定をもらったのでしょうか、バイトから社員になったのでしょうか。

僕は高校を何事もなく卒業し、音楽活動を始めました。

そして、さまざまなバイトを経験しました。

 

だって「経理になりたかった」という人はいないだろうし「人事部に行くのが夢です」って最初から思ってる人はいないはずです。

いろんな経緯があり、その末に今の仕事をしてるはずです。

だから「仕事」を「選ぶ」ことをしている「転職」という活動はかなり特殊だと思います。

だからこそ失敗したり、思っていたのと違って辞めてしまったりすのだと思います。

 

一度、最終面接を東京でおこなったことがあります。

テストをして、面接をして。

 

でも落ちました。

理由は「転勤できません」と言ったからです。

転勤って必ずありますよね。

転勤できないしっかりとした理由はあるのですが、それで不採用になるというか、そもそも応募できない仕事が山のようにあります。

 

仕事って不思議ですね。

 

 

高校で進路を聞かれて「ミュージシャンになります」と言ってから先生は僕に興味がなくなったらしく、特に何もしないまま卒業してフリーター兼自称ミュージシャンになりました。

 

それた道だからこそ観れた景色はいっぱいあります。

全く後悔していません。

 

今更「先生になりたい」と思うこともありますが、今から大学出ても年齢制限で弾かれます。

 

音楽は、僕にとっては使命です。

辞める辞めないの話ではないです。

その使命に出会えたことは僕の人生の大きな成果です。

 

使命が仕事になる。

 

それが理想です。

それができた時「天職」と言えるのでしょう。

 

ちなみに父は現在「天職」についていると言っていました。

でも、それは夢を諦め、日本を脱出し、やりたくないことも経験した後に手に入れたのだと僕は見ています。

 

人生は一筋縄にはいきません。

 

今、僕はどん底ではないです。

 

使命は背負えている心地よい重量を感じています。

 

みなさんは天職に出会えていますか?

 

「夢」と「天職」は違うでしょう。

夢は蜃気楼です。

天職は足元です。

 

人生で大事なのは使命感で、仕事ではありません。

あなたの評価はあなたの仕事ではありません。

 

いつか自分の仕事が自分の評価だと思えた時、天職ってやつに出会えたのだと思えるだろう。