哲学MANの挑戦的な日常

意識高い系が自分には合ってる。

未だ議論

ずっと解けていない1つの謎があります。
それは

「90年代の音楽の方が良かった」は本当か?

です。


そこでちょっとした結論に達しました。
それは「音楽がいかに時代に合っているか」と「リスナーはその時代を生きているか」です。
この2つがマッチしたものは良い音楽と言えるのかもしれないと。


昨日90年代のミリオンヒット全部をダイジェストで聴きました。
なんと、ザイエローモンキーの曲が1曲も入っていないのです。

「BURN」「球根」「SPARK」「楽園」
どれも素晴らしい曲でのちのアーティストに大きな影響を与えています。
もちろんミリオンヒットするのが全てではないです。

ただ、例えばMrChildrenの「名もなき詩」と「365」をそれぞれ曲単体として比べられない、ということです。

なぜなら、 僕は「名もなき詩」当時多分中学3年生でこの曲がビンビンきたのを覚えている。
この曲は前作の「シーソーゲーム」からの流れがあり、PVが文字だけという斬新さと反抗的な時期が相まって、さらに90年代の後半にさしかかり政治にも経済にも真っ黒い雲が立ち込めていた。
そんな状況で注目を集め、その状況を歌詞で音楽でしっかりと突いている。

だから、その中で聞いた僕とただ曲を聞いた人とでは印象はぜんぜん違う。



つまり僕が現代の音楽をつまらないと感じてる理由は
「僕が現代を生きていない」というのが大きい。
僕はまだ90年代を生きているのだ。

それと、現代の音楽は「状況を打破しようともがく」のではなく「状況が悪いならいっそ踊っちゃえ」というところに視点が来ていると思う。
2000年代以降の日常系アニメやアニソン、ボーカロイド、EDMのヒットがそこにあると思う。


結論を言うと
僕は現代に歩み寄ってないし、現代は僕に歩み寄ってない。のである。




これが完全な結果ではないが、今なんとなくそう思う。

当時のアーティストに今との違いを聞いてみたい。