さだまさしを聞いていると早く歳をとりたいと思ってしまう。
自分に正直に生きるのは難しい。
それでも「頑張って」いれば振り返って笑えるくらいにはなるんじゃないかと思えるからだ。
僕は「頑張れ」という言葉が嫌いだった。
とても無責任で他人事な響きに聞こえていて。
だからなんとか使わないように生きてきた。
でも、いい事ややな事を知ると「頑張れ」が意味を持ち始めてきた。
頑張れ。
中島みゆきの「ファイト」然り。
だから最近は言いたくなる。
歌うにはちょっとハードルが高いが。
頑張れ。
負けるな。
だから日本語はいい。
心まで理解し合えたと思えるから。
悲しみや不安は毒ではなく栄養で、そのぶん綺麗な花が見れる。
この矛盾した設定に僕らは苦しんでいるのだ。
さて、秋桜を聴こう。