先日、駅裏のアイリッシュパプ、ハーフペニーへ行って来た。
そこで中国人と知り合い、いろいろ話をした。
まず僕は彼に質問をした。
「日本にある中華料理はどのくらい中国の料理か」
かれは答えた。
「まったく中国の料理じゃないよ」と。
これはなかなかショッキングだった。
中国人の料理人もいっぱいいるのに、そこまでか!って。
でも、よく考えたら海外の日本料理だってぜんぜん日本の料理じゃない。
そして彼は日本について日本人以上に知っていた。
僕が最近本で読んで初めて知ったような事を彼は知っていた。
もちろん、日本にくるくらいだから勉強したり調べたりするのだろうけど。
あと、中国は都市部と農村部ではほとんど違う国なんだと。
農村部の人が上海などに来て2週間以内に仕事が見つからないと出て行かなくてはいけないそうだ。
先日僕が自分の耳で日本の戦後をおばあちゃんに聞いたように、自分の耳で初めて中国を知った瞬間だった。
そして彼とはいろいろと議論を重ねたので最後にこう質問した。
「日本と中国は戦争すると思うか」
かれは答えた。
「戦争はしないと思う、だけどした時のための準備はしている」
これはショッキングだった。
日本人でそう意識してる人はいないのではないだろうか。
もちろん、彼にとってはそのとき相手国にいる事になるのだから準備必要なのだ。
僕らは戦争を嫌うあまり戦争は起こらないと思ってしまっているのだろうか。
ぼくはそう思っていた。
ある映画ではっとさせられた事を覚えている。
「ザ・ライト」の台詞
「悪魔を信じないからといって、逃げられる訳ではない」
言い換えると
「戦争を信じないからといって、避けられるわけではない」
もしあなたが悪魔を見た事があって、それを誰かに伝えても誰も信じないだろう。
でもその悪魔が実際にいたときに信じなかった人は悪魔を信じないというだけでなにか影響を与えられるだろうか。
信じない事で消せたり、避けたり、拒否したりできないのだ。
知り、準備し、初めて避けることができるのではないだろうか。
いや、最近読んだ本に影響されすぎている今はそんな風に思ってしまう。
かれとはまた話すから、いろいろ議論してみよう。